技術開発部

水田 勇

Isamu Mizuta

技術開発課 兼
品質管理課 課長
2000年入社

要件が厳しいほど燃える。「一点突破」の設計で、
求める性能を叩出すことも、技術者の腕の見せ所です。

最新ニーズに応える独創的な新製品の設計開発を行っています。

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私の仕事は、これまでにない機能・性能を備えた新製品の開発、そして大手メーカー等のお客様からのご要望に応えて、専用設計の製品を開発することです。例えば、「この装置のこの箇所にバルブを組込みたい。ついては、こういう機能・形状のバルブがほしい」など、具体的なご要望が、担当営業を通じ当社の「研究開発ラボラトリー」に入ってきます。個別のニーズに対し、時には担当営業に同行してお客様の元を訪ね、綿密にコミュニケーションを重ねながら、使用環境に対応した最適な設計を実施します。

求められるスペックには、圧力・強度・温度・サイズなどがありますが、コスト等の要件が厳しいほど燃えるのは、技術者の性分ですね。例えば、何度も試験や改良を加えながら、必要な「圧力」だけに集中して性能を上げるといった、一点突破の製品も今では開発可能です。そうやって苦労して創りあげた、他社には真似のできない製品が、その後も長期にわたってそのお客様に使い続けていただけるのは、技術者冥利に尽きますね。

3D-CADなど、最新システムの導入でも業界をリードしています。

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前職は、某大手工具メーカーで11年間、生産管理に携わっていました。そこを円満退社した後、ご縁があってアソーに入社しました。この会社なら、前職の生産管理での経験を活かせると考えたのです。

ところが、入社半年後に突然、「CADを使った設計システムを立ち上げるように」と社長の指示を受けました。当時の業界ではまだ、図面はドラフターで手書きというのが主流だった時代です。そこに、多額の費用がかかるCADの導入を決断、しかもそのプロジェクトを、入社したばかりの私に任せるなんて…。その時は無謀のように思えましたが、振り返ってみると、この素早い決断により業界でのアドバンテージを築けたと思います。さらに、10年前にはいち早く3D-CADを導入し、そのデータをお客様に無料公開しました。これが多くのお客様の支持を集め、結果として大きな売上増につながっています。もちろん、一技術者としても、最新の恵まれたシステム環境で仕事ができるメリットは大きいですね。

将来、技術開発部門のリーダーとなる人材の育成に取り組んでいます。

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アソーでは今、未来の技術開発部門のリーダーとなる人材を求めています。アソーブランドの価値を一層高めていくためには、品質の維持向上が必須となります。そのために、アソーでは生産部門内に「生産管理」「品質管理」の専門部署を新たに設置、優秀な人材を投入していこうとしています。

そのため、私自身が前職も含め30年以上にわたって設計・製造現場で培った知識や経験を、惜しみなく次世代に伝授していくつもりです。なぜなら、私自身が、上司の方に育てていただいたように、後継者を育てることは私のミッションだと考えているからです。若い方々が第一線で活躍できる技術者となれるよう精一杯支援しますので、奮ってのご応募をお待ちしています。

水田 勇 一日のスケジュール

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アソーの技術者に求められる資質は、バイタリティーを持って自ら行動できる人ですね。待ちの姿勢だと、仕事を覚えるスピードもなかなか上がらないんですね。30代の方には、今までのワークキャリアを最大限活かした上でアソーで知識や経験を積んでいただきたいですし、20代の方には基礎からきっちり身につけていただきたいと思います。そのために、私も精一杯サポートさせていただいただきますので、思い切りチャレンジしてください。

08:00
出社。部下の業務日誌を確認
09:00
お客様からの技術的な問合せに回答。並行して特注品の設計
12:00
昼食
13:00
協力工場への訪問指導
15:00
帰社し、バルブ耐久試験
16:00
再び特注品の設計
18:30
退社